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北海道登山の旅 生日記  − 現地からダイジェストをアップしています −  


空沼岳は雨だった・・・

7月20日(木)

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 行程  支笏湖⇒空沼岳⇒江別市
 温泉  小金湯温泉 まつの湯
 キャンプ場  江別市 森林キャンプ場


日記

コースタイム 登山口(7:25)⇒万計沼(9:00〜15)⇒真簾沼(9:50)⇒空沼岳山頂(10:45〜11:15)⇒登山口(13:45)


ここのところ北海道上空には寒気が居座り、不安定な天気が続いている。晴れ間も出るけど、突然ザーザー降りにもなるような感じ。町はまだ良くても山はダメなパターンだ。おかげで7月5日の大雪山以来、もう半月も晴れから見放されている。だけど、やっと回復の兆し。札幌周辺もだいぶ安定してくるみたいだ。というわけで、7月13日の礼文岳から1週間ぶりに山登り再開。登った山は空沼岳。前評判は微妙だが・・・。

支笏湖は低い雲に覆われて、暗〜い朝であった。登山口まで来ても状況は同じ。回復することを信じつつ歩き始める。夕べまでの雨で登山道はチョロチョロと水が流れていてうっとおしい。それにまあ蚊の多いこと・・・。


万計沼は蚊がウヨウヨ
真簾沼はザーザー降り


空沼岳は標高差のわりに距離があって、下のほうはかなり間延びする。天気が悪いせいもあるだろうが、森の感じもイマイチか。なだらかなぶん、湿気も多そうだ。滝の脇を登り切ると万計沼。沼に出たとたんに蚊の大群の洗礼を受ける。1たたき3匹つぶした時もあった。小屋はよく管理されている様子。でも、この蚊の中で泊まる気は全くしない。暑かったがカッパの上を着て蚊に備えた。

一段上には万計沼よりもずっと広い真簾沼。晴れていれば感じがよさそうだが、あいにく沼の前からザーザー降りになってきた。晴れてくるのを期待して登ってきたが、逆に雨かよ・・・。仕方なくカッパの下も履いておく。かなり蚊からの攻撃範囲は狭まったが、それでも露出している手と顔を攻めてくる。山頂のほんの直下まで蚊の生息範囲だった。こんなに蚊のいる山は本州にないかも・・・?

やっと山頂到着。真簾沼からは意外と長かった。下ったりしたからかな。先客は単独2名。平日のこんな天気でもお客さんはいるんだ。さすが札幌近郊の山。東京でいうと丹沢みたいなもんかな。肝心の天気はくもり。雨は上がってよかったが、展望はほとんどなし。最初からこんな天気だとわかっていたら、登らないほうがマシだったのに。蚊はいなかったが、別の食いつく虫がいたのでやっかい。今日は(も)粘っても無駄。降りよう・・・。

下りも途中からまた雨になり、乾きかけたカッパがまたびしょ濡れ。石は滑りやすいし、蚊に気を遣うので、何度も転びかけた。ぬかるみも多いし・・・。距離は長いし・・・。今日の下りは最近の中で一番苦痛に感じたかも。蚊はほんとノイローゼになりそうだった。防虫ネットは標準装備に格上げの必要あり。

塗れて蒸れてで、温泉が恋しい。沢のあとのようだった。一番近い温泉ということで、定山渓の手前にある小金湯温泉へ。北海道に来て一番気持ちが良かった。裏を返せば、温泉に入る前一番不快だったことになる。

明日は晴れれば北大雪へ。少しでも旭川に近づいておこうと、江別市の森林公園にあるキャンプ場で泊まることに。なかなか快適なサイトだったが、車が近ければ便所と水場が遠く、便所と水場の近くに張れば、車から遠い・・・。減点材料だ。


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