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北海道登山の旅 生日記 − 現地からダイジェストをアップしています −
北海道の名渓 クワウンナイ川を遡る天人峡⇒クワウンナイ川遡行⇒トムラウシ山⇒化雲岳⇒天人峡 |
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今日の一枚
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知名度抜群のクワウンナイ川。今回北海道に来るまでは、北海道の沢をほとんど知らなかったけど、さすがにこのクワウンナイ川は知っていた。この旅でいくつか沢を登る予定だが、そのトップを飾るのはやはりこの川でしょう。
■7月31日(月) まあまあの天気が3日続きそう。日高に行こうか、それとも・・・。ここは丸特物件であるクワウンナイ川をやっつけておくべきか。足が早くて早朝に発てば、源頭まで一日で行けるみたいだが、ここは教科書通りに二股で泊まることにし、あわよくば二股に早く着いたらその先を考えることにしよう。 ★入渓 ‐‐‐ひたすら河原歩き‐‐‐ 朝から雲ひとつない快晴!きのうも悪くなかっただけに、きのうから入って、クライマックスの今日を2日目に持ってきた方がよかったかも・・・。天人峡に着いてから車でアプローチの作業道探し。天人峡への県道はトンネルや橋ができていて、地図とは大きく変わっていた。元作業道に続く踏み跡をたどると、ポンクワウンナイ川の出合で自然に川に降り立つ。
クワウンナイ川の水に浸かる。意外にも冷たくない。石狩岳登山口の川は、冷たくて足さえつけていられなかったのに。1ヶ月で大きく水温も変わったか?しばらくでミニゴルジュとなる。沢登らしい一コマだ。しかし、それ以降は平野を流れる川なみの広さで二股まで続いた。延々と続くゴーロ歩きに飽き、ヌメヌメのコケが付いた滑る石に気を遣い、沢中とは思えない暑さ・・・。二股であるカウン沢出合までにぐったりと疲れてしまった。体調も悪かったかも?魚影は濃かったが、かなり小さ目か・・・?人が近づいてもあまり逃げなかった。逃げなかったのは魚だけでなくトンボも。歩きやすい石の上に止まっているので、何度も踏みそうになる。何匹かは踏んでしまっているかも・・・? ★二股(テン場)
■8月1日(火) 朝起きると空は暗め。だが、雲は薄そうだ。ラーメンだけ食って、速攻スタート。40分ほどで河原歩きは終わって、いよいよここからクワウンナイの真骨頂であるナメや滝の始まりだ。カウン沢までは単なるアプローチ。釣りをする人なら楽しめるかもしれないが・・・。二股が入渓点と下山口だったら言うことなしなのに。
第二の滝を越すと、いよいよクワウンナイ川名産のナメの始まり。どうやってこんなに平らなナメができるんだろう・・・。端から端まで均等に水が流れている。道の広い北海道、ナメまで広いか!車でも登っていけそうなくらいだ。幅も片側1車線は軽くある。ランクルなんかで試してみたくなるくらいだ。
二股の滝を過ぎると滝群ナメ群は終わりで、いよいよ周囲の木も低くなって、源頭が待ち遠しくなってくる。クワウンナイ川はナメもそうだが、素晴らしそうな源頭にも期待が高かった。大きな滝はなくなったが、ここからは階段状や小滝が続き、沢登りとしては面白くなるところだ。高度を稼ぐにつれて、黄金ヶ原の台地が広がってくる。また、ただのゴーロ地帯にも右岸左岸に登山道のような踏み跡が見られるようになった。
天沼のチョイ南のコルに出た。ここで再び大休止。ここに荷物を置いてトムラウシを往復し、ヒサゴ沼に泊まるのが一般的だが、あえてザックを背負ってトムラウシを越え、南沼で泊まることにした。その方が早く今日の行動が終わって楽だし。翌日は辛くなるが・・・。
天気のほうは西から時々ガスが上がってくるが、晴れた午後にしてはまあまあの天気に落ち着いている。トムラウシに向かう途中で群馬のご夫婦に抜かれる。群馬のご夫婦は今日はヒサゴ沼に泊まるようだ。トムラウシで記念写真を撮り合って別れた。
■8月2日(水) 夜は寒くなかった。先週の裏旭では薄氷が張ったというのに、昨夜は薄手の長袖と夏用シュラフで余裕だった。先週はオホーツク高気圧、今週は太平洋高気圧。昼間の気温はそう変わらなくても、夜の気温と蒸し暑さはまったく違う。
★南沼から化雲岳へ 天気はやや雲が多いもののボチボチ。トムラウシ山頂はきのう行ったのでパス。北沼への巻き道を辿ることにする。横着して巻いたものの、岩ゴロゴロのトムラウシよりも、花あり沼あり残雪ありの巻き道のほうが景色がよかったのでラッキー。もちろん山頂の眺めを堪能した後なので言えることだが・・・。
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