北海道登山の旅 生日記  − 現地からダイジェストをアップしています −  


ユウトムラウシ川遡行前夜祭

8月24日(木)

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 行程  トムラウシ温泉⇒トムラウシ集落(?)
 温泉  コテージ
 キャンプ場  コテージ


日記


4時に起きるや否やテント撤収。逃げるようにキャンプ場を後にした。ちょうど時期が重なったのか、とにかくすごい蛾だった。外灯に飛ぶ蛾の姿は、まるで吹雪の夜のようだった。朝になると草の上は雪が積もったように蛾がいたし・・・。T世さんにはお気の毒だったな。

深夜か早朝に到着予定のトマさんご一行だが、今の時点ではキャンプ場に着いていない。トムラウシ温泉の駐車場で待とう。キャンプ場に来る前にここに寄るだろうし・・・。待てど暮らせど来ないので、7時を回ったところで、ホテルに行って公衆電話から連絡してみた。するとまだ清水町とのこと。あと2時間待ちか・・・。日記書いたりして時間をつぶしていた。


■さて、これからどうしましょ・・・

ご一行様9時過ぎに到着。天気は今はくもりだが、夕方から雨の予報。川は昨日よりも水は引いたが、依然として多い状態だ。予定通りの入渓は無理だな。こうしていても暇なので、パンケトムラウシ川とトムラウシ川の偵察に行くことに。この大雨の影響で林道には水が流れた跡が多く、落石、倒木等も目立った。パンケトムラウシ川を渡る橋のところでは、増水によって運ばれた土砂や流木が林道まで上がってきていた。川もかなり荒れている。水量が減ったとしても、この川を登る気はしないな。この先の林道は大きく土砂がえぐられ、クロカン車でも通行不能状態。仕方ない・・・温泉に戻るか。

さてと、このあとどうするべ・・・。ここのキャンプ場はイヤ。ヌプントムラウシ温泉の小屋は使えるが、そこまでの林道が寸断されたらしく却下。入渓していいところで泊まるというのも、中途半端だし、雨がイヤ・・・。いい案がない。そこで、来る途中のトムラウシ集落(?)にコテージっぽいのがあったのを思い出す。本当にコテージだったかどうかもわからないし、コテージだったとしても空いているかどうかも不明。まあ、行ってダメなら十勝ダムのキャンプ場に泊まるしかないかな。

泊まったコテージ
ここは本当にコテージで、空室もあった。値段も一棟15000円弱とお値打ち!一人当たり約2500円だ。それでいて、トイレ、キッチンは当たり前で、風呂まで付いていた。しかも、新しいようでとってもきれい。これは天国だ!きのうのトムラウシのキャンプ場は地獄。

即、ここに決定し、すでに気持ちは宴会モード。ジンギスカンだ!野菜が食いたい!ビールが足りない!買出しだ!

買出しといっても、ここはまだ温泉と町の中間。スーパーに行くのも大仕事なのだ。屈足のフクハラまで遠征し、宴会の元をゲット。帰りにオソウシ温泉に行くつもりにしていたが、そこに行くまでの林道がアウト!残念・・・。

コテージに戻って宴会開始!居心地が良すぎる!テレビから流れる天気予報では、晴れが一日早まり、明日の朝から快晴の予報。そして、今後3日間は晴れが約束されたような感じだ。寝る前に外に出ると、すでに星空が。空気もキリットしていて、秋の空気に入れ替わったことが実感できた。2ヶ月弱ぶりの布団。しかも、マットレス付き。布団に入ると、体が宙に浮いているようで落ち着かない。それでも、いったん寝てしまったら、いつもよりもずっと深い眠りとなったのであった。

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