北海道登山の旅 生日記 − 現地からダイジェストをアップしています −
癒し系の天塩岳をグルリと一周
8月5日(土)
⇒ ⇒
|
行程 |
天塩岳ヒュッテ⇒前天塩岳⇒天塩岳⇒円山⇒天塩岳ヒュッテ |
温泉 |
愛別町 協和温泉 |
キャンプ場 |
層雲峡 青少年旅行村オートキャンプ場 |
|
今日の一枚
西天塩岳ヒュッテ付近より天塩岳を振り返る |
日記
天塩岳は余裕で日帰りできる山ながら、前天塩岳から天塩岳、円山と展望のよい尾根歩きが長く楽しめる、とっても癒し系の山でした。あわよくばニセイカと大雪山が見えれば・・・と思っていたが、そこまで天気は回復しなかった。でも、天塩岳山登りを満喫できた。
コースタイム |
天塩岳ヒュッテ(7:30)⇒前天塩岳(9:35〜10:00)⇒天塩岳(10:45〜11:20)⇒西天塩岳ヒュッテ(11:40)⇒円山(12:00〜10)⇒天塩岳ヒュッテ(13:30) |
前日は午後から雷を伴ったすごい雨が降った。でも、天気の回復は早そうで、各山岳とも昼前には晴れの予報。本命のニペソツは見送って、先に天塩岳に行くことにした。行程も短いし、登山口も近いので。
長く居座ったキトウシのキャンプ場を引き払い、天塩岳の登山口である朝日町の天塩岳ヒュッテに向かう。朝はまだ空はほとんど雲で埋め尽くされている。しかし雲は低いので、晴れてきそうな気配おおありだ。登山口は天塩岳ヒュッテという小屋とキャンプ場が併設。先客は車4台であった。土曜ということもあって賑わうかな。
前天塩岳からの天塩岳 ちょっぴり無骨だ
|
|
|
天塩岳の肩より
|
|
天塩岳に登るルートとしては、このヒュッテからは新道コースと旧道コースの2本がある。これらをつないでグルッと一回りできるので楽しみ倍増だ。ガイドブックに習って、旧道コースから登って前天塩岳経由で山頂を目指すことにした。沢から離れてからは傾斜がきつくて汗ダクの登り。でも、着実に高度を稼げるのでストレスはなし。山頂手前ですでに逆コースを回ってきた人と2名すれ違う。いったい何時に出たんだ?残念ながらまだ雲が取れてなかったようだ。山頂で埼玉の単独の人としゃべる。登るにつれてだんだん雲が取れてきて、天塩岳軍団は全て見えるようになった。この調子だ!
天塩岳山頂より西天塩岳と円山
|
|
|
天塩岳山頂より前天塩岳
|
|
前天塩岳からは大きく下って本峰に登り返す。その標高差は200m。見た目はゾッとするが、いざ登りに取り付くとそうでもない。天塩岳山頂に到着。残念ながらニセイカと大雪山は途中にある雲に邪魔されて見る事ができなかった。まあ、どうせ逆行なので見えてても霞んでるんだろうけど・・・。というわけで、ここが周辺の山の最高峰。どれも見下ろす位置になるので、山頂からの展望としてはいまひとつかな・・・。ただ、西天塩岳から円山にかけての伸びやかな山並みはのどかだ。
西天塩岳ヒュッテ
|
|
|
西天塩岳ヒュッテからの天塩岳
|
|
天塩岳からはなだらかに下っていって、西天塩岳ヒュッテに至る。ヒュッテは西天塩岳の山腹に建てられている。西天塩岳に登る道はなかった。ヒュッテの中をのぞくと、きれいに掃除されていてとても清潔。しかし、十分日帰りできるのに誰が利用するのだろう・・・?冬には使えそうだ。天塩岳はどの斜面もスキー向きで、ここに泊まって滑り倒したらさぞかし楽しいだろう。ヒュッテもそうだが、登山道の整備も行き届いている。北海道とは思えない、北アルプスのメジャーコース並みの整備具合。まず沢に橋が架けられていたのに驚き、笹原の道では1m以上の幅でしっかりと笹が刈り払われていた。素晴らしい!
登山道の管理は十分
|
|
|
登山口にある天塩岳ヒュッテ
|
|
西天塩岳ヒュッテで一休みし、さらに円山でも腰を下ろす。とにかく休憩ポイントが多い。円山はなだらかな稜線越しに端正な天塩岳が望める。天塩岳は見る角度によって姿が大きく変わる。前天塩岳からは無骨な格好をしているが、西天塩岳側からだと三角錐の端正な姿に変わる。ここは今日一番景色の良かったところかな。円山からは見所はなくなって、やっと気持ちが下山モードになる。旧道コースと合流するまで、しっかりと整備された道が続いた。
登山口にある天塩岳ヒュッテをのぞいてみた。ここもすっごくきれいに保たれている。中には薪ストーブがあり、ご自由にお使いくださいとなっている。建物の周囲には薪が積み上げられていた。建物内には炊事場も完備。やかんもあるので、ストーブで湯まで沸かせてしまう。次回来ることがあったら、是非使わさてもらいたいなと思った。
明日は快晴の予報。予定通りニペソツに行こう!協和温泉で汗を流した後、長くお世話になったキトウシから層雲峡にキャンプ地を移動した。
|
|