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北海道登山の旅 生日記  − 現地からダイジェストをアップしています −  


道南の最高峰 狩場山

9月12日(火)

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 行程  島牧村⇒せたな町⇒当麻町
 温泉  壮瞥温泉 ゆうあいの湯
 キャンプ場  当麻の道の駅


日記


寒い寒い!朝の気温は7度。大陸育ちの高気圧に広く覆われて、北海道はしばらく晴れの天気が続きそう。逆に本州には秋雨前線が居座って、秋の長雨となっている。本州には悪いが、しばらく同じような気圧配置でいてくれよ。


コースタイム 千早川新道コース登山口(6:45)⇒真駒内コース分岐(8:40)⇒南狩場(8:45)⇒狩場山(9:05〜40)⇒登山口(11:10)


登山道の入り口は賀老高原のキャンプ場から、さらに奥に進むこと10分くらいかな。先客車1台。名簿を見ると、道内の単独で、20分ほど前に出ていた。30分もしないうちに追いついた。登山口付近は笹原に巨大なダケカンバが点在する、開けた明るい雰囲気。しかし、笹の丈が高くて、登山道を歩いていると、ほとんど展望はない。そんな状態が小一時間続いた。

花の終わった第一雪渓

稜線に出るとやっと狩場山の山頂が見える

つまらんなあ・・・と歩いていると、ヒョッコリと開けた草原に出る。ここが第一雪渓。雪渓が融けたあとは、お花畑になるところだ。やっと気持ちよくなると思ったのも束の間、道はお花畑を避けて、わざわざ深い笹の中につけられていた。お花畑にも道があったが、通行止めの表示があった。自然保護の観点から、笹の中に道が付け替えられたのだろう。それならば、しっかりと笹を刈り払ってくれていればいいが、これがまた身長より高い笹がかぶってきている。おぼれるかと思うくらい。足元はしっかり開いているからいいんだけど・・・。

南狩場の岩峰

山頂部は広い草原になっている


斜面をトラバースするばっかりなので展望が利かなかったが、真駒内分岐を過ぎてやっと尾根に出た。同時にやっと初めて狩場山の山頂を目撃!高さはないが距離はまだあるぞ!南狩場のコブを越えると、山頂部の広い草原に出た。これまでつまらない道続きで、このまま終わったら狩場山印象悪しとなるところだったが、やっと報われた感じだ。草原は草紅葉が始まりかけている。初夏はお花畑かな。


山頂手前にある親沼

モッタ岬へと続く尾根


山頂は山頂らしくなくて、広い草原の一番高いところと言ったほうが妥当か。したがって、見下ろすような風景ではなく、見渡すような感じ。目を引くのはモッタ岬へと続く尾根。たおやかで歩いていて気持ち良さそう。海に向けて下山するなんてのも、なかなかオツだ。だが、このモッタ岬ルートは登り6時間、下り5時間となっている。なかなか手強いが、十分日帰り可能なタイム。万が一再び狩場山に登ることがあれば、この海から登るモッタ岬ルートでやりたい。景色もいいし、充実感満点に違いない。

■大雪山の紅葉か、予定通り道南の山か・・・

今週いっぱいは道南の山を攻めて、来週あたりから大雪山の紅葉でも・・・、と考えていた。明日は狩場山からさらに南下して、大千軒岳に登ることにし、日本海側を南下していた。そんな時に大雪山の紅葉は稜線付近で盛りになったとの情報が入る。どうしよう・・・。ここから大雪山に戻るには400キロ以上の距離がある。今の気持ち的には予定通りが楽チン。でも・・・。秋の本命は大雪山の紅葉。どうでもいい(といっては失礼だが)道南の山のおかげで、大雪の紅葉を見損なった・・・なんてことになったら目も当てられない。思い直して瀬棚でUターン。旭川を目指した。

まずは長万部に出て、太平洋側を北上。洞爺湖で温泉に入り、大滝村できのこ汁にありつき、ここで日が暮れてしまった。支笏湖経由で千歳に出て、恵庭からこの北海道で初めての高速。後ろにチャリ2台乗っけているので、なんとなく不安。高速道路に自転車落としたらえらいことになるぞ・・・。スピードは控えめに。はじめ高速のパーキングにテントを張って寝ようかと思っていたが、いざパーキングに入ると、さすがに張りづらい雰囲気。仕方ない・・・当麻町の道の駅まで走って、隅っこにテントを張った。これがまた、明るい、うるさい、下が固い・・・とキャンプの3悪がそろい踏み。10時半くらいに寝付いたが、1時ごろには目が覚め、そのあと寝れなくなってしまった。早く朝が来ないかな・・・。


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