北海道登山の旅 生日記  − 現地からダイジェストをアップしています −  


洞爺湖一周&昭和新山ちゃりツーリング

9月8日(金)

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 行程  江別市⇒京極町⇒洞爺湖町⇒京極町
 温泉  京極温泉 
 キャンプ場  京極スリーユーパークキャンプ場
今日の一枚




日記


今日は洞爺湖一周サイクリングの予定。なのに今は江別市にいる。というのも、きのうの天気予報にだまされたから。今日は朝から晴れるはずじゃなかったので、札幌観光のつもりで江別市に来ていたのだ。ところが夕方になって朝から快晴の予報に変わってしまった。まあ、山じゃないから早くなくてもいい。江別から洞爺湖に向かった。

 行動時間  9:40〜14:30
 実働時間  3時間5分
 走行距離  46.9km
 平均速度  15.1km
 最高速度  53.2km


江別から札幌にかけて、朝は濃い霧に包まれていた。晴れの予感たっぷりだ。札幌の中心部で霧が晴れ、これぞ秋の青空!という空が広がった。中山峠も快晴!羊蹄山から札幌岳、空沼岳などクッキリと見えている。こんな晴れの日に山に登らなくていいのだろうか・・・と思うくらい。ま、今はしょーもない山に登るより、自転車の方がたつの家の旬なのである。


■とりあえず京極のキャンプ場下見

今日のキャンプ候補地である京極町のスリーユーパークキャンプ場に先に寄ってみることに。テントがビショビショなので、良ければ先に張って乾かそうというもくろみだ。まだ濡れている沢靴も干せるし。

京極町からの羊蹄山
喜茂別から洞爺湖と逆方向に10キロくらいで京極。その途中に羊蹄山ビューポイントという場所があった。尻別川沿いの国道から羊蹄山を望むことができるこの場所は、シーニックバイウェイ北海道の活動の一環で指定されたビューポイントだった。

早ければ尻別岳に登ってこの羊蹄山の雄姿を見たかったが、江別からでは時間的に無理。でも、こんなにハッキリ見える羊蹄山は初めてだったのでうれしかった。

キャンプ場のチェックインは午後からだったが、先に張らせてもらうことができた。ここのキャンプ場はロケーション最高!羊蹄山は近くて高いし、周囲はドーンと開けて気持ちいい。設備もきれいで、徒歩3分くらいのところに温泉もある。この近辺では一番いいかも。定住地化されそうな雰囲気だ。


■洞爺湖一周サイクリング

まずは出発地点の選定。最後が苦しい登りになってしまうが、サイロ展望台をスタート&ゴールにした。ここは高台から洞爺湖を一望でき、反対側には羊蹄山、尻別岳、昆布岳などが広い畑越しに見ることができるビューポイント。ここに車を置いてチャリンコで洞爺湖を一周。


サイロ展望台より洞爺湖
サイロ展望台より羊蹄山


今日の行程で一番高いところからの出発なので、当然はじめっから下り坂となる。うれしい半分、あとが怖い半分・・・。湖畔まで一気に下っていった。洞爺湖のほとりに下りる踏み跡があったので降りてみた。洞爺湖は岸辺もとってもきれいな水だった。


中島と左奥は羊蹄山
こぎれいな洞爺湖温泉街


しばらく走ると洞爺湖温泉街。寂れた温泉街が多い中、ここは盛っているようだった。中には休業中のものもあったが・・・。湖畔には遊歩道があり、公園もよく整備されている。ただこの自転車、タイル貼りの遊歩道はゴツゴツ感が不快。



■昭和新山

10年ぶり3度目の昭和新山になるのか・・・。自転車で来るのはもちろん初めて。急な登りを登り切ると駐車場。自転車は無料で得した気分だ。空が青くて、溶岩ドームの茶色と木の緑が調和していて美しい。まじめに資料館なんかにも入った。平日にもかかわらずお客さんが多い。札幌、室蘭、苫小牧等、周りには大きな町があるし、湖、火山などのハード面も充実しているのだろう。


昭和新山
有珠山と乱立する土産物屋


■洞爺湖後半

昭和新山の分岐から東半分は町が少ない。また道路も湖畔を走ってはいるが、樹林に覆われて展望ナシ。したがって、ちゃりちゃりと漕ぐだけでつまらない。湖畔にはたくさんのキャンプ場があるが、それらを下見しながら回る。グリーンステイはピカイチだが、高すぎて手が出ない。滝之上は論外。財田はきれいだが、やや高め。もと洞爺村の湖畔キャンプ場は値段も手頃で、清潔で、ロケーションもバッチシ。機会があればここだな。でも、多分機会はないだろう。近くにパッとした山がないから・・・。

もと洞爺村の水の駅より
もと洞爺村の中心街に水の駅とやらがあった。便所、軽食コーナー、インフォメーション等あって、内容はほとんど道の駅。ここでうどんを食って、最後の登りのためのエネルギーを補充。

最後は約3キロの登り坂。ここは苦しくて暑かったが、イーブンペースで登り切り、最後の登りを終えた。・・・と思ったら、国道に登り切ってからも、ダラダラ登りが続いたのだった。

50キロ弱の距離を、ゆっくり5時間かけて回った。ビューポイントが多く、のんびり自転車で回るにはちょうどよいコースだ。最後の登りが余分なので、水の駅をスタート&ゴールにすれば、ずいぶん楽なコースになりそう。湖畔のちょっとしたアップダウンだけなので、体への負荷から考えると、ちょっと物足りないかもしれないが・・・。それはそれで割り切って。

既にテントの張られた京極のキャンプ場に戻り、とりあえず温泉。露天風呂からは羊蹄山が眺められるロケーションだが、湯が熱かったのが玉に瑕。内湯もやや熱め。休憩所は広くてよいが、コインロッカーが有料なのは減点だ。まあ、キャンプ場から歩いて行けるメリットを考えると、決して高くはないだろうな。昼間は暑かったが、日が傾くととたんに冷えてくる。秋が深まった。

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