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北海道登山の旅 生日記  − 現地からダイジェストをアップしています −  


雌阿寒岳は粘り勝ち!

9月6日(水)

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 行程  弟子屈町⇒雌阿寒岳⇒上士幌町
 温泉  オンネトー温泉 景福
 キャンプ場  上士幌町 航空公園キャンプ場

今日の一枚




日記


台風一過(上陸はしてないが)の青空を期待してテントを出るが、晴れ間はない・・・。しかも風が強くて、雲の流れがすごく速い。まだ台風の雲は抜け切ってないみたいだ。そのうち晴れてくるだろうと、雌阿寒岳に向かう。弟子屈から雌阿寒岳までは約1時間。


登山口の雌阿寒温泉に着くも、状況は変わらず。日高か大雪の山並みはクッキリと見えていたのに、そこにある雌阿寒岳は雲に覆われている。晴れてないのは道東だけなんだなあ・・・。おとといもここまできて、登るのを断念した。今日もそれが頭をよぎったが、天気予報を信じて待ってみることにした。雌阿寒岳は4年前にも登っているが、その時はホワイトアウト状態で、ただ登っただけ。今回は絶対に景色を見たかったのだ。9月1日に規制(噴火の)が解かれたばかりなのに、お客さんは多い。道内ナンバーが中心だが、バスで百名山ツアーの団体さんもいた。

コースタイム 雌阿寒温泉(11:05)⇒五合目(11:55)⇒雌阿寒岳(12:55〜13:10)⇒雌阿寒温泉(14:10)


待つこと2時間。時計はすでに11時。山が半分見えてきたところで、登るころには全部取れることを期待して出発を決める。はじめは針葉樹の中の登り。下ってくる人と続々とすれ違う。こんな時間なので、みんなもう登って降りてくる。五合目あたりで山頂の雲もほぼ取れた。ヨシヨシ。

オンネトーが見えてきた

噴火口の向こうに雄阿寒岳と阿寒湖が

3合目からは丈の高いハイマツとなり、六合目からは草もほとんどない火山礫のゴロゴロした登りとなる。殺風景だが、緑の多い山続きだったので新鮮だ。登るにつれてオンネトーなんかも見えてくる。九合目で東の展望が開けると、雄阿寒岳と阿寒湖が見えてくる。その手前は噴火口があっていい感じだ。雌阿寒岳にはいったいいくつの噴火口があるんだろう・・・てほど、あちこちから噴気を上げていた。

山頂の火口壁

山頂の噴火口内部

山頂にはもう2人しか残ってなかった。さっきまでの風がウソのようにピタリとやんでいる。前回は風ビュービューですぐに逃げ帰ったのに。山頂からは360度の大展望なのだが、周りに山がないため、どの角度も樹海が広がっているだけ。唯一東の方向が、阿寒湖と雄阿寒岳、そして知床の山々が見えて、ポイントがあるといったところだ。前回見れなかった景色、なるほどこんなんだったんだ・・・と納得して山頂をあとにする。

阿寒富士

火口壁の一番高いところが山頂

時間はすでに13時を回った。予定ではオンネトーから入って阿寒富士に登り、そして雌阿寒岳山頂を目指すというものだったが、2時間の待機が響いて芸のない温泉からのピストンとなってしまった。その点だけは少々心残りだが、これだけ晴れてくれて感謝感謝(何に?)。これで心置きなく道東を去れるってもんだ。

下山後の温泉はオンネトー温泉景福。ここは内湯の底から温泉が湧き出しているというのがウリ。石鹸、シャンプーはおろか、洗い場がないのは下山後には辛いところだ。露天風呂はなかなかよかった。

足寄に向かう途中でゆでもろこしを食う。この間は「もろこし街道」と呼ぶらしい。地元で勝手にそう呼んでるだけだろうが。でも、ゆでもろこしは美味だった。最近ちょっとゆでもろこしにはまっているのだ。そのあとは、最近の定住地の一つである、上士幌町の航空公園へ。これまた定番化しつつあるローソンのうどんが夕飯。下山後のうどんは食いやすくて美味しいのだ。

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