日記
コースタイム |
登山口(11:25)⇒起登臼分岐(12:05)⇒礼文岳山頂(12:50〜55)⇒登山口(14:00) |
今日の予報も悪くはないが、スカッ晴れでもない。利尻山で勝利を収める公算は低い。利尻島1周ツアーも終わった。もう丸一日滞在予定だったが、礼文島に渡ることにした。中途半端な天気のときに礼文岳に登っておくのが得策だろう。
カモメとともに礼文島へ
予約していたフェリーを変更してもらい、10時過ぎのフェリーに乗り込む。かもめが船に付いてきて、餌をねだっている。客がえびせんなんかを差し出すと、上手にくちばしでくわえて飛んでいく。利尻は今日も昨日と同じような感じだ。
礼文岳の登山口
香深港に着き、一目散で礼文岳の登山口へ。天気は悪くなる方向なので、早めに登っておくべし。登山口の駐車場には車1台とバイク1台。車なしの人が圧倒的に多いだろうから、結構な人が登っているに違いない。と思っていたら、同じフェリー4人組がタクシーで乗り付けてきて、先に出発して行った。
前衛峰からの礼文岳
海からスタートというのは味がある。高度計をゼロに合わせて登り始める。台地状になるまでの最初の100mは笹原の急登。あとはダラダラ登りが続く。やがて起登臼コースと合流するが、そちらの道はすでに廃道となっている。4人組が休憩していたが、休むほど疲れてないので通過。小雨も降り出してきたが、まだ本降りになる気配はない。ダラダラと登っているうちは視界がほとんどなく、つまらない道が続く。ひとつしっかり登ると、初めて礼文岳の先っちょが見えた。そして上半分雲がかかった利尻も・・・。前衛峰を越えていったん下ってから山頂への最後の登り。西の方からどす黒い雲が押し寄せて来るのがわかる。山頂に着くと、湿った気流に霞みながらも、島の全容が確認できた。・・・と同時に、西から押し寄せてきた雲が一瞬で山頂を覆い、大粒の雨が風とともに叩き付けてきた。展望にはギリギリ間に合ったが、退散を余儀なくさせられた。
礼文岳より利尻島
礼文島中央部の山並み
とにかく今日は蒸し暑い。朝の気温が25度。こんな北の離島で25度もある朝なんて、本当にここは利尻かと疑いたくなる。松本にいても不快な気温だ。近づいている台風からの湿った気流が、この北の利尻にまで吹き込んでいるんだろう。昼間は蒸し暑さに輪がかかり、汗だくでの登山となった。
あと100mで下山
今夜から明日午前中にかけては、まとまった雨が降る予報。久種湖キャンプ場のバンガローは1棟2000円と格安なので、この雨をバンガローでやり過ごそう。考えることはみんな同じなのか・・・、バンガローはちょうど満室になったところだった。普段はテントだけど、これから雨なのでバンガローにした人が多かったらしい。仕方ない・・・いつものようにテントを張った。明日は一日テントで沈没覚悟だ。
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