ニセイカ

駒草平より小泉岳方面

駒草平まで上がると、目指す赤岳や小泉岳が見えてくる。東側にはきのう登った音更山や石狩岳が見えているが、ここから見る限りではパッとせず、登る意欲は沸いてこない。急坂と平坦地を何度か繰り返す。急坂の部分はすべて雪渓になっていた。帰りは楽しそうだな。

駒草平より烏帽子岳方面

赤岳よりｊ旭岳方面

赤岳に登りつくと、大雪山の核心部の大パノラマ。白雲岳〜旭岳、御鉢平、北鎮岳・・・。素晴らしい景色が広がっている。小泉岳へと続くのっぺりとした尾根はイワウメが咲き乱れていて、小泉岳がクリーム色に染まるほど（おおげさ？）。ウルップソウ、エゾオヤマノエンドウ、メアカンキンバイなどが彩りを添える。

赤岳より北鎮岳方面

イワウメ色に染まる小泉岳への道

普段、花をじっくり見ながら歩くことはあまりないが、ここはそうはいかない。花に興味のない人でも、素直にきれいだと思うだろう。バックの残雪模様がきれいな大雪山もポイントが高い。

小泉岳付近

小泉岳付近

どこが山頂なんだかわからない小泉岳を越え、白雲岳の分岐まできた。白雲岳を往復してくるつもりだったが、ここで小泉岳と緑岳の間の花はもっとすごい、という情報を聞きつける。そして、あっさりと予定を変更。いったん白雲の小屋まで下って、そこから緑岳の稜線に乗っかり、緑岳を往復することにした。

小泉岳付近

白雲のテン場は雪渓が融けたばっかりのようで、ジメジメで不快そう。緑岳の稜線との間は大きな雪渓になっていて、そこから見る白雲岳がかっこよかった。緑岳からは大雪高原の池群が一望。また、大雪主脈からチョコンと離れているため、大雪を眺めるロケーションも最高。渋い山だが、眺めも渋い。いったん雲に勢いがあったが、衰えてまた晴れてきた。ありがたいありがたい！

イワウメ		スポンジ？

白雲分岐		エゾオヤマノエンドウ

緑岳から小泉岳へ戻る。小泉岳への登りは情報どおりにすごいお花畑となっていた。珍しく花の写真なんかを撮ったりしながら、ゆっくりゆっくりと歩いていた。おかげで登り返しの労はまったく感じず、いつの間にか小泉岳にいた。

ウルップソウ寄せ植え

チョウノスケソウ寄せ植え

エゾオヤマノエンドウ

チョウノスケソウ		エゾコザクラ

各種寄せ植え

メアカンキンバイ

タカネスミレ

ウルップソウ