日記
コースタイム |
登山口(7:50)⇒小屋(8:55)⇒三眺山(10:15)⇒利尻山(11:45〜12:05)⇒登山口(14:40) |
起きたらどんよりとした曇り空。予報は晴れ。ホントに晴れるんかいな・・・?5時半には登山口に着くが、ちょうどこの辺が雲との境目。登る気しない・・・と目をつむっていたら寝てしまった。起きたら7時半。天気は変わらず。晴れると信じて出発。Pからの歩道を登ると、展望台があって終点。いきなり間違えた。登山道はPから少し車道を下ったところにあった。標高差60m、時間にして20分損した。

濃い霧の中を登り始める。樹林帯になったり、潅木帯になったり、ハイマツ帯になったりを繰り返す。右側からの風も強く、ただ一生懸命高度を稼いでいるだけ。こんな利尻山はつまらん・・・。山頂までに晴れてくれることを祈るのみだった。斜面が尾根に変わり、それが細くなってやがて三眺山。晴れていれば山頂はもう手の届きそうなところにあるはずなのに・・・。何も見えない。

三眺山からは少し下ってトラバース開始。霧が濃く、風が強いためメガネにびっしりと水滴がつくので裸眼で歩く。寒さもありカッパを着る。トラバースはかなり不安定な火山礫となっている。6月に滑落事故もあったらしい。崩壊も進んでいるようなので、いずれは沓形のコースも閉鎖してしまうのではと感じた。やがて鴛泊コースと合流。激しい浸食でルンゼのようになった登山道をズルズル滑りながら、結局晴れなかった利尻山頂へ。

登ると同時に団体さんが下り始める。残っているのはウチらの他に夫婦1ペアのみ。4年前は狭い山頂にギッシリだったが、今日はなんとも静かな山頂だこと。時間的にも一番賑わう頃なのに・・・。みんなこの天気に登るのやめたかなあ。

4年前に登頂した時は、ほぼ晴れの天気だった。しかし、下界は薄い雲海に覆われていた。利尻は本物の海の眺めがウリなのに、雲海が見えても価値なしだ。普通の山なら雲海もいいんだけど・・・。粘っても晴れる気配はない。絶対晴れの日に再トライすることにし、早々に下山した。
沓形のふれあい温泉という温泉で汗を流し、鴛泊のセイコーマートで買出し。そして、利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ〜に」へ。しゃべり好きのおじさんが管理人。冬は誰も利尻島に来ない、と嘆いていた。そりゃそうだろ・・・。
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