日記
9月14日から銀泉台が、15日からは高原温泉への林道がマイカー規制となり、大雪湖レイクサイトからシャトルバスに乗り換えてのアプローチとなった。面倒臭い反面、ルート取りにはバリエーションができる。今日はその利を生かして、高原温泉から入って、銀泉台に降りるルート。マイカーではできない業である。
コースタイム |
高原温泉(7:15)⇒緑岳(9:15〜40)⇒赤岳(10:45〜11:05)⇒銀泉台(12:25) |
高原温泉や銀泉台、果たしてこの3連休初日にどれくらいの人が訪れるのか・・・?皆目見当もつかない。早めに着いておくにこしたことはないと、朝3時半過ぎにキトウシを出発。5時ごろにはレイクサイトに着いた。始発は6時半なので、1時間半の待ちだ。バスのお客さんの割合は銀泉台が圧倒的に多かった。高原温泉の沼巡りは、まだ時期が早いからか・・・。まあ、赤岳の紅葉は素晴らしいので、やっぱそっちにお客さんは集中するんだろう。
|
|
|
高原温泉の看板 |
|
高原温泉付近 |
|
|
|
第1花畑の紅葉 |
|
第1花畑にあった池塘 |
雰囲気の良い針葉樹と広葉樹の混交林に囲まれた高原温泉。風呂にも入ってみたいが、今日は銀泉台に抜けるので次回にオアズケ。始発のバスに乗ってきた人が一斉にスタートするので、最初は渋滞気味。そのうちすぐにバラける。いきなりの急登を終えると一転平らになる。そこが第1お花畑。草原と紅葉の先の緑岳がなんとものどかだ。もう1段上が第2お花畑。紅葉はまだまだ序の口。来週あたりはここらも真っ赤っかになっているのでは。ここまで1時間くらいで登れるので、時間があればまた来てみよう。
第2花畑と緑岳
お花畑が終わって、ハイマツとナナカマドのトンネルをくぐると、いよいよ緑岳本体の登り。高根ヶ原東面の雪渓はまだしっかりと残っている。その手前、緑岳からの斜面には上から下までナナカマドの縦のラインが一際鮮やかに染まっていた。
高根ヶ原の東面
高根ヶ原の東面 さらに上から
残念だったのは太陽が当たってないこと。早朝は薄日が差していたものの、すぐに全面曇りとなってしまった。きのう、おとといもそうだった。晴れの予報がでながらも、晴れ間が出ている時間がほとんどない。山の天気は当たらないな。
|
|
|
緑岳からの旭岳方面 |
|
緑岳からの白雲岳 |
最後の岩ゴロゴロの斜面は標高差300m以上。ナキウサギ生息地となっていたが、姿はおろか、鳴き声もあまり耳にしなかったところを見ると、たいした数は生息してないみたいだ。ひたすらのジグザグ登りに飽きた頃にやっと緑岳山頂。
緑岳から小泉岳にかけての稜線
今日は昨日よりも、おとといよりも天気が悪い。雲で太陽が隠れているうえに、空気自体も霞んでしまっている。遠くない旭岳でさえも霞んでいた。ここまで登ってくると木は生えてないので、鮮やかな紅葉はない。緑岳から小泉岳にかけては初夏には想像を絶するお花畑となる。その花が終わって枯れかけた葉とツツジ系の植物がしぶい紅葉を作り上げていた。でもつまらん。。。
赤岳に向かう
赤岳は黒山の人だかり。さすがに3連休初日だけのことはある。これまで平日に登る機会が多かったので、山でこんなに人を見たのは久しぶり。ここは北アルプスか・・・というくらいだった。しばしこの中に混じって休憩。展望はイマイチ・・・。ここを含め道中には昨日や一昨日に見た顔が・・・。やっぱり大雪山を場所を変えて連続で登っているみたいだった。みんな行動パターンが同じだ。
2日前に来たばっかりの赤岳。紅葉はさらに進んでいるようだ。まだまだこれから色付く葉っぱもたくさんあったので、来週くらいにまた来てみてもいいかもしれない。上は終わりかけていたとしても、中腹は見ごろを迎えていることだろう。
赤岳山頂
第3雪渓横の斜面
銀泉台上の斜面
バス出発の5分前に銀泉台に到着。バスは30分ごとにあるので、乗り遅れたとしても、致命的ではない。ただ、ボロッちいバスをこのシャトルバスに回してくるのか、林道の砂ほこりが車内に充満。降りた時にはメガネがほこりだらけになっていた。
おととい入った層雲峡の朝陽亭。お気に入りとなり、今日また入った。そしてキャンプ場へと戻る。キトウシからレイクサイトまでは約100キロ。もっと近くの層雲峡のキャンプ場にでもテントを張っていれば楽なのだが、立地的にはキトウシのほうが数段いい。連泊でテント張りっぱなしにしておけるし。
明日も晴れそう。今日で6日連続日帰り登山。明日で7日目となり新記録。ただ、週明けは台風が北海道に接近するので、しばらくはお休みできそうだ。今日のキトウシ。しばらく貸しきり状態だったが、敬老の日3連休のため、夏休みに戻ったかのような賑わいに。今日は眠れないかもしれない・・・。
|