日記
夕べは眠れなかった・・・。深い理由は昨日の日記で、ってことで今日の日記に入ります。大雪山の紅葉が稜線で盛りになったという情報で、急遽大雪山に登ることにした。稜線の紅葉ということは、御鉢平を巡るコースが一番妥当かな。
コースタイム |
七合目リフト終点(6:35)⇒黒岳(7:30〜45)⇒黒岳石室(8:05)⇒北海岳(9:35〜45)⇒北鎮岳(11:55〜12:10)⇒黒岳石室(13:10〜20)⇒黒岳(13:40)⇒七合目(14:20)⇒ロープウェイ乗り場(14:50) |
紅葉シーズンに入ったということで、層雲峡の駐車場が心配だった。・・・が大きな取り越し苦労。ガラリンチョだった。層雲峡の気温は7度。朝から抜けるような青空で、放射冷却がガンガンに効いたようだ。ギリギリ朝一(6時始発)のロープウェイに乗り込んだ。
リフトから黒岳を見る
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黒岳直下のまねき岩
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ロープウェイの上の駅あたりは、これから紅葉が始まろうかといったところ。本当に稜線は盛りなのかと疑いたくなる。ケチっても仕方ないので、次のリフトにも乗った。笹原に生える巨大なダケカンバがきれいだ。

左奥に白雲岳
リフトの終点から歩き始める。黒岳までは壁のようなところに、しっかりと整備されたジグザグ道が山頂まで続いた。登るにつれて赤く色付いたナナカマドが見かけられるようになる。それでも、盛りには程遠い状態だった。

凌雲岳と北鎮岳

御鉢の斜面の紅葉が真っ盛り
黒岳山頂に着くと、ビックリ仰天の素晴らしい景色!山腹は盛りはまだまだだったのに、黒岳から先の大雪山主要部は色鮮やかに染まっていた。まさに息を呑む景色とはこのことだ。きのうの苦しい運転が報われた瞬間だった。

黒岳石室と凌雲岳、北鎮岳

赤石川

もちろん紅葉はきれいだが、ここは紅葉してなくてもきれい。実際のところ、紅葉する植物は少ない。ナナカマドとウラシマツツジが主で、あとはチングルマの葉っぱや知らない草。ハイマツの緑が八割がたを占めている。


北鎮岳

黒岳と桂月岳

北鎮岳
もっとナナカマドがあれば・・・と思うのだが、よく見てみると、ハイマツの風下に隠れるようにナナカマドは育っている。ハイマツなしでは生えることができないのかも。ここにはあまりダケカンバはない。少しあったが、まだ葉っぱは青々としていた。
始発の便には3組くらいしかいなかった登山客。間宮岳に着くころには、いつの間にか沸いてきて、そこそこ賑わしい山となった。ここで旭岳からのお客さんと合流するからか。黒岳から逆回りで来た人もいるだろうし、泊まりの客もいるだろう。


北鎮岳と比布岳

御鉢平を取り囲む山稜
今日は大雪山紅葉見物の第一弾。その他のプランとしては、A裾合平から中岳温泉。B愛山渓から沼ノ平、C銀泉台から赤岳、D大雪高原温泉から緑岳、E大雪高原沼巡りとある。間宮岳を過ぎると、プランAの裾合平を見下ろすことができる。どの程度紅葉が進んでいるかチェックできる。見ると、裾合平のナナカマドはしっかり色づいていた。よしよし・・・これなら続けてやっつけられるぞ!同じ大雪山でも、紅葉の進み具合いは標高だけが関係しているのではなさそうだ。現に裾合平よりも低い黒岳北面は盛りには遠い。西側は早いのか・・・?てことは、東側の銀泉台はまだ?色々考えてしまう。





地平線みたい

北鎮岳に向かう


大雪山の高山帯の紅葉はこの程度なのかな・・・?期待は山腹のアホほど生えているナナカマドだ。それと大雪高原。恐らくそこらが日本で一番美しい紅葉といわれているところだろう。これまではやっぱり穂高のカールがダントツできれいだったが、果たして今シーズンで覆されることになるのか・・・。北海道にないのが岩峰。たとえば涸沢カールのシンボル的存在の涸沢槍。こんなのが北海道にはない。どんな紅葉を見せてくれるか楽しみだ。

凌雲岳と黒岳

比布岳と右にちょこんと出た愛別岳

凌雲岳と黒岳

北大雪の山並み
下山後は黒岳の湯で汗を流す。そして、上川の食堂で夕食を食い、愛別のなじみのキャンプ場へ。明日は明後日から交通規制のかかる銀泉台へ行くことにした。マイカーで登れる最終日に銀泉台の偵察ってわけだ。この晴れはあと3日くらいは続きそうだ。うれしい限り!
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