日記
3日前の9月22日に偵察を兼ねて沼巡りに行ったが、やはりまだ早かった。そこで、2日ほど知床で時間をつぶして(羅臼岳2日連続日帰り登山))、再び今日高原沼を訪れた。ほぼ見頃というところだった。遅い沼ではまだまだしばらくは楽しめそうな感じ。
コースタイム |
高原温泉(7:05)⇒高原沼(9:00)⇒高原温泉(10:55) |
マイカー規制は昨日まで。今年は紅葉が約1週間遅れていて、ちょうど見頃というところでマイカー規制が解除になった。おかげで車で高原温泉まで行けるが、逆に高原温泉の駐車場が心配になる。6時半に高原温泉に着いたが、正規の駐車場はほぼ満タンになっていた。7時からレクチャーが始まり、それを聞いた後出発。今日は人手不足のためか、高原沼から先は立ち入り禁止となった。あちゃ〜。。。3日前に行っているからいいものの。でも、3日前に行って、高原沼から先にも見所があるということがわかっているので、くやしさも倍増だ。こればっかりは仕方ない。
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土俵沼 |
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バショウ沼 |
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滝見沼 |
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緑沼 |
高原温泉付近の紅葉もやや進んでいる。40分くらいで最初の沼に着くが、土俵沼、バショウ沼あたりはつまらない。滝見沼くらいから見ごたえが出てくるが、このあたりはまだ針葉樹が生えているので、萌えるような紅葉とはいかない。それでも3日前に比べると、だいぶ黄色が濃くなってきた。

高根ヶ原東面

鴨沼
一般のツアー客はどうやら緑沼で引き返しているようだ。たしかにここから先は標高差があるからな。でも、きれいなのはここから先。針葉樹がなくなり、ナナカマドとダケカンバの占める割合が多くなる。強烈な朝日を浴びて、色はちょっと飛び加減だ。でも、きれい・・・。


エゾ沼
エゾ沼はまあまあ。エゾ沼を過ぎてひと登りすると式部沼なのだが、沼の直前で高根ヶ原の東斜面を一望できるポイントがある。それが下の写真。一気に展望が開けるので、ここに来た瞬間は、まさに息を呑む・・・という表現がふさわしい絶景!しかし、前にも触れたが、このあたりは標高が高いほど、紅葉の進み具合は遅い。下から紅葉が始まっていくというのはどういう理由か・・・?日当たり?向き?それだけではないような・・・。

式部沼

大学沼
ビューポイントには大勢のカメラマンが溜まっている。三脚が乱立状態だ。ちょっとお邪魔し、右手だけ伸ばしてシャッターを切る。良い写真が撮れてればラッキー!レクチャーの時に、写真の人は三脚を立てて占拠しないように・・・と言っていたなあ。

高原沼へと向かう
式部沼は紅葉の具合もいいし、何よりも池と崖のバランスがいい。多分ここが一番きれいなのではないか。今日行けなかった空沼がどれほどのものか見てみたいけど。ただ、あそこには水がない。でも、開放感は抜群だ。明日にでもまた来て見たいくらいだが、明日になったら開通する保障はないので厳しいな。

ダケカンバ三兄弟
物を食えるのは緑沼と大学沼のみ。その2ヶ所は休憩できるように広いスペースがあり、ベンチもどきも置かれている。ヒグマ情報センターの係員も常駐だ。熊の観察もしているようだ。いくらきれいな場所とはいえ、一日いたら飽きるだろうな。大学沼は高根ヶ原の南部の崖が沼に映ってきれい。残念なのは紅葉する木が少ないこと。

高原沼が見えてきた

高原沼と緑岳
今日はこの先の高原沼までで終わり。コースは閉鎖されている。終点だけあって、ここは賑わっていた。うちらもここで大休止。すると、T世さんが平山の帰り、白滝グランドホテルのお風呂で会った函館の人と再会。となりの大阪からの人としばらく紅葉談義。穂高がいいか、ここがいいか・・・。結局はどっちもいいということで落ち着く。

高原沼と緑岳

高原沼はクライマックス

高原沼 お天気最高!

高根ヶ原東面
来た道を引き返すこになるが、行きに比べてだいぶ太陽が上がったので、いままで日陰だったところにも太陽が当たっている。歩く向きも逆になるので、これまた新鮮に楽しめた。ただ、帰りはツアーの団体とたくさんすれ違うようになり、スライドが面倒だった。
■緑岳の第2お花畑の先まで行ってみよう!
高原温泉から緑岳に登るルートがある。この時間から緑岳まで登るには時間が足りないが、途中のお花畑までなら1時間あまりで登れる。前回登った時は、お花畑付近はまだ色付き始めだった。染まったらきれいなのは確実。疲れはあったが、行くしかない。
お花畑に至るまでは階段を含むかなりの急坂。T世さんはかなりお疲れ気味。簡単に絶景は見せてくれない。しかし、お花畑までの急坂あたりも、時々鮮やかに染まったナナカマドやダケカンバがあって、疲れを忘れさせてくれた。



急坂がだんだんと緩くなり、前方が開けると、ドカーン!と緑岳が姿を現す。これがまた広いお花畑越しに優雅に聳えているので絵になるのだ。お花畑はチングルマが主のようで、その葉っぱが赤く染まっている。お花畑の縁にはナナカマドとダケカンバの紅葉。緑岳本体も沢形に紅葉が残っていて素晴らしい。


第1お花畑から緩く一段登ると第2お花畑。さらにお花畑は続き、ハイマツ帯に上がる崖がある。その手前で引き返す。そしてまた第1お花畑に戻って大休止。ここで、今まで引っ張ってきたビールを開ける。ツマミは不要。景色だけで十分!・・・といいながらも、おなかは減っているのでお菓子を食べる。ホント、いつまででもいれそう。


午前中は沼巡りを楽しみ、午後は緑岳のお花畑を楽しみ・・・。なんて贅沢な・・・。大雪山はアプローチが短いのがお得。穂高もいいが、上高地から涸沢まで5時間かかるからなあ・・・。紅葉を楽しむなら日帰りは無理。・・・というか、もったいない。「一粒で2度おいしい」高原温泉だ。





緑岳の斜面

本日はこのへんまで

谷の紅葉も素晴らしい

緑岳

帰りの第1花畑
せっかくなので高原温泉に入りたかったが、玄関には靴の山が・・・。さすがに混んでいた。あきらめて降りることに。代替の温泉は上士幌町のふれあいプラザ。きれいなのでここも悪くはないが、老人ホームのお風呂みたい。今日もローソンのうどんを食って夕食に。
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