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焼尻島&天売島  島巡り第2弾

7月15日(土)〜16日(日)


 行程  1日目:初山別村⇒羽幌町⇒焼尻島
 2日目:焼尻島⇒天売島⇒羽幌町⇒小平町
 温泉  1日目:当然なし  2日目:小平町 ゆったり館
 キャンプ場  1日目:白浜キャンプ場  2日目:望洋台キャンプ場


日記

■7月15日(土)  ⇒  ⇒ 


初山別キャンプ場2度目の朝は、予報と違う雨の天気。この先の週間予報は雨マークと曇りマークがズラズラと並んでいる。山に行くには・・・・ってことで、焼尻島と天売島に行くことにしたのだった。いくら悪天時の当て駒だとはいえ、せっかくの島巡りに雨は勘弁。せめて曇り空で経過してほしいもんだ。

★焼尻島

焼尻島へのフェリーは羽幌から出ている。今日は海の日の3連休初日とあって、港には活気があった。2泊分の荷物をザックに詰め込み、8:30のフェリーに乗り込む。雑魚寝部屋は満員で、ザックにもたれかかって体育座りをしていた。たかが55分とたかをくくっていて失敗。船酔いしてしまった・・・。酔い止め薬を飲んでおくべきだった。


まずはレンタサイクル

焼尻島は周囲12キロのこじんまりとした島。歩きでも十分だが、ここはレンタサイクルで楽しもう。島に上陸してまずはレンタサイクル屋へ。2時間800円と乗り放題1000円の2つの料金プラン。何日借りても1000円なので、泊まりのボクらは当然乗り放題コース。まずは重いザックを背負って2キロ先のキャンプ場へ。


島一周へ


焼尻島の南海岸

キャンプ場は平らに均したところに芝が植えてあり、とってつけたように便所と炊事場があるという雑然としたところ。離島リゾートという気分には欠ける。テントだけ張って、まずは島1周サイクリング。島の西に行くほど標高が高くなり、突端の鷹の巣園地がほぼ島の最高点。ここからは天売島が近いが、あいにく霧があって霞んでしまっていた。


鷹の巣園地と天売島


ウグイス谷に架かる橋

島の東側に回りこむが、こちらは漁村となっていてサイクリング気分には欠ける。ほぼ島を1周し、フェリー乗り場に戻ってくるが、まだお昼頃。周囲12キロの島なんてあっという間だ。「焼尻・天売2島日帰り可」と、羽幌のフェリー乗り場には書いてあったが、まんざら大げさでもなさそうだ。ウチらはこれを2泊3日の予定にしてあるけど、このぶんだと暇を持て余してしまいそう・・・。


フェリー乗り場近くの商店街?

外周は制覇したので、今度は内陸侵略へ。内陸にはオンコの原生林があるという。オンコとはイチイのこと。冬の季節風のためか上へと伸びることができず、横へ横へと成長している。このオンコとミズナラの混生林は国の天然記念物に指定されている。面白い形の木がたくさんあった。

焼尻港 めん羊牧場

焼尻島の西半分はめん羊牧場になっている。その真ん中を貫く「オンコ海道」で再び鷹の巣園地へ。天気は少し良くなってきて、今度は天売島がよく見えた。オンコ海道を戻って、ウグイス谷、オンコの庄経由でキャンプ場に戻った。かなりゆっくり回ったつもりだったけど、まだ時間は3時前。もうやることがない・・・。テン場の芝生にマットを敷いて、リゾート気分に浸っていた。


キャンプ場



オンコの荘近くの奇木

キャンプ場には他に外人さん夫婦(?)、日本人のファミリー、日本人女と白人男のツガイがいた。遅くなるほど天気は良くなってきて、だいぶ晴れ間も見られるようになってきた。やることがないので明るいうちに寝袋に潜りこんだが、すっきりしない寝具合であった。


■7月16日(日)  ⇒  ⇒ 


きのうの夕方の感じでいくと、今朝は晴れているかと思ったが、そうは問屋が卸さない。低〜い雲が垂れ込める、重っ苦しい空。晴れてたら三たび鷹の巣園地にでも・・・という計画は計画で終わってしまった。始発の船は8:45だが、これは高速船で高い。9:40発のフェリーまで待つが、これがまたやることないので長い。こんなことならもっと本をたくさん持ってきていればよかった・・・。早めに港に行って、行き交う人や車をボケーッと見ていた。

★天売島

港について帰りの高速船を予約。あまりにもやることがないので、もう1泊する予定を変更したのだ。荷物だけ預けて、天売島でも自転車を駆使するべく、レンタサイクル屋さんへ。そして島1周ツアーに出発。


赤岩展望台

天売島の最高点は焼尻島の約倍の160mある。大汗かきながらの登り。最初の見所は島の南西端にある赤岩展望台。天売島は日本有数の海鳥生息地。断崖絶壁となっている島の北西面にはオロロン鳥をはじめ、珍しい鳥がたくさん生息している。赤岩付近の土の斜面にはウトウが掘った巣穴が無数にある。この海鳥たちがまき散らす糞で、展望台は白いペンキをこぼしたかのようになっていた。しかも臭い・・・。


ウトウの巣穴が無数にある

次に向かうは海鳥観察舎。ここには望遠鏡があって、海鳥を観察できるようになっていたが、ここも糞だらけ。断崖絶壁を見るには良い角度だが、なにしろ臭い臭い・・・。最後に観音岬展望台へ。ここも同じであった・・・。


天売島は断崖絶壁

遠めに見る雰囲気では天売島に軍配が上がるが、実際に島を散策するとなると、焼尻島に一票ってところか。まあ好みにもよるけど。予定していた15時台の船を12時台出発の船に早めた。


焼尻島遠望

週間予報によると、この先1週間も晴れマークはない。離れ島リゾートのカードも切ってしまったので、明日以降また動きを考えなくては。とりあえず、南下することにして、留萌の北にある小平町の望洋台オートキャンプ場へ。


・・・・・・・・・失敗だった。海の日3連休の中日。キャンプ場は家族連れや若者のキャンパーで大賑わい。ロケーションは海を見下ろす岬の末端にあって最高なのだが・・・。日が暮れる頃から盛り上がってきて、お祭り騒ぎ。花火の音、子供の奇声・・・。ただ泊まるだけのためにキャンプしているウチらには大迷惑だった。しかし、それはこの中では極少数派。このキャンプ場を選択したウチらに非があるようだ。あきらめて寝るしかなかったが、遅くまで寝付けなかった。


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